福岡ボートレースで開催されている「G1 福岡チャンピオンカップ 開設67周年記念競走」が12日、4日間の予選を終え、準優勝戦に出場する18選手が決定した。予選トップ通過で準優12Rの1号艇を手にしたのは寺田祥(42・山口)。7戦4勝と気迫あふれるレースを披露し、勝てば優勝戦1号艇というポールポジションを獲得した。準優勝戦11Rの1号艇には前本泰和(48・広島)、同10Rの1号艇には吉川元浩(48・兵庫)が座る。

予選トップ通過の寺田祥が12Rの1号艇を手に

寺田は12Rの1号艇を確定させると、ホッと安堵の表情を浮かべた。最終日も1、3着と崩れることなく、得点率8・29で堂々の予選トップ通過が決定。今年8月に地元の下関で開催された「SGボートレースメモリアル」を制し、11月11日現在、賞金ランキング7位につけているが、賞金上位6人にのみ与えられる、グランプリ(今年は平和島で開催)での「トライアル2nd枠」獲得へ、大きく前進したのは間違いない。

普段はクールで、喜怒哀楽を前面に出すことが少ない寺田だが、この日ばかりは「グリップ感覚がいい。久々に乗りやすい」と、きっぱりと確かな手応えを口にした。行き足、レース足は文句なく上位で、横綱相撲のイン逃げを決め、優勝戦1号艇を手繰り寄せる可能性はかなり高いと言えそうだ。

残る準優の1号艇争いは激戦だった。前本、吉川、瓜生の3人が予選最終日も手を緩めず、得点率2位タイで並んだが、上位着順の差で前本、吉川が準優勝戦1号艇に。地元の瓜生は惜しくも2号艇となった。

前本はパワーの裏付けがあるにしても、今節は気迫のレースが目につく1人。現在、賞金ランキングはグランプリ出場圏内の16位だが、グランプリ出場(賞金上位18人)を確定させるためにも、最低でも優勝戦進出がノルマになる。「ターンの掛かりがいい」と話すように、持ち前のさばきを十分に発揮できる足色だけに、準優で十八番(おはこ)の逃げを決めれば、優勝戦での”大賭け”が怖い存在となる。

賞金ランキング2位の吉川、地元・瓜生にも注目

準優10Rで1号艇に座る吉川は現在、峰竜太に続く賞金ランキング2位。賞金上位2人に与えられる「トライアル2ndの1枠争い」にけりをつけるためにも、優勝戦進出を外すわけにはいかない。「足は本当にいい」とモーター完調を宣言しており、準優イン逃げから優勝戦好枠を奪取すれば、優勝の可能性も十分ある。いずれにしろ、準優勝戦3個レースは、1号艇に座る寺田、前本、吉川の3人が、気迫の逃げ切りを決める確率が相当高いと言えそうだ。

準優で逆転があれば、10Rで2号艇から発進する地元の瓜生だろう。現在、瓜生は賞金ランキング8位。この後の蒲郡SG「チャレンジカップ」は、フライング休みで出場できないだけに、「トライアル2nd」の上位6人入りへ、今回の地元G1が正念場となる。

瓜生は難水面の福岡の走りが体に染みついており、「バランスが取れて、舟の向きも問題ない」と足にも自信を持っている様子。ハイパワーのイン吉川を差し切るのは容易でなく、意表を突く2コースからのジカまくりがさく裂するシーンもあるか。いずれにしても、優勝のみを見据える地元・瓜生の走りから目が離せない。

G1 チャンピオンカップ 開設67周年記念準優3レースの予想

それでは準優3レースの予想に入りたい。

準優10R

1号艇吉川元浩(兵庫)
2号艇瓜生正義(福岡)
3号艇森野正弘(山口)
4号艇馬場貴也(滋賀)
5号艇新開 航(福岡)
6号艇久田敏之(群馬)

瓜生が差し構えなら、吉川、瓜生のワンツーで堅い。もし瓜生がジカまくりに出て、流れるようなら、さばき確かな馬場が2番手に浮上する。買い目は1╸2╸34、1╸4╸35の4点。

準優11R

1号艇前本泰和(広島)
2号艇羽野直也(福岡)
3号艇丸野一樹(滋賀)
4号艇毒島 誠(群馬)
5号艇坪井康晴(静岡)
6号艇秋山広一(香川)

前本が気迫で逃げるが、丸野の強攻が決まれば波乱もある。舟券は前本が順当に逃げれば、1╸34╸3425の6点が本線。丸野が攻め切る展開なら、34╸34╸125の6点が穴目となる。

準優12R

1号艇寺田 祥(山口)
2号艇佐藤博亮(愛知)
3号艇高野哲史(兵庫)
4号艇守田俊介(滋賀)
5号艇西山貴浩(福岡)
6号艇濱野谷憲吾(東京)

ここはパワー十分の寺田の逃げ切りで堅そうだ。ヒモの軸はパワー上位の佐藤と、地元で気合が入る西山。舟券は1╸25╸2534の6点。